2018年2月23日金曜日

危険滑り台を危険と思っていない市職員

愛媛県今治市の「日本一危険な滑り台」は、テレビでも紹介されて有名らしい。その滑り台が撤去になると報道されています。『「日本一危険な滑り台」撤去へ 禁止→再開→再禁止の末』というタイトルです。ところが、その記事で紹介された市の職員の発言に驚きです。
今治の滑り台ではありません
です。
 テレビでは、タレントが滑って見せたとのこと。勢いが付いて、降り口から飛び出す動画が炎上する程の話題になったとか。その後、使用禁止となり、「寝そべって滑らないこと」など注意喚起の看板を新設して再開したらしい。ところが、今度は、2歳児が頭をぶつけて怪我を負った。それで撤去が決まったそうです。1991年に設置なので17年近く使用されていたのです。
 記事の最後に紹介された部分を原文で紹介します。『市の担当者は「滑り台は地域のシンボルだったので撤去は残念。安全な利用方法を守ってほしかった」と話した。』
 何を言っているのか。「安全な利用方法を守ると安全」だと言っているのです。恐ろしい事だと思いませんか。安全な利用方法とはなんでしょうか。普通の方は、普通に滑ります。その滑り方に危険が有るとは。有り得ない話だと思いませんか。。
今治の滑り台ではありません
 滑り台です。記事にも書いている通りに、2歳児も利用している滑り台です。その2歳児に安全を守りなさいというのはどう見ても納得できません。
 確かに、立って滑ったり、横から身を大きく乗り出す、危険な乗り方をしてはいけません。しかし、普通の方が滑る滑り方の範囲では危険で、さらに厳しいルールでないと安全とはならない。そういう遊具が安全とは思えません
 記事を読めば誰でも感じると思うのですが。公然とニュース記事となっている点が不思議で堪りません。

2018年2月5日月曜日

仮想通貨の名前が酷い

 ニュース記事で「見無し業者」と見出しに出ていたので、口車の乗ってしまった。資金決済に関する法律仮想通貨が定義され、問題となっている業者の事は「仮想通貨交換業者」として記載されています。問題となっている業者は、法が認めた正式な業者なのだ。

 「仮想通貨、業を煮やし早期検査 市場の混乱、防ぐ狙いか」というタイトルのニュースが流れている。金融庁が先手を打ち始めたという内容なのだが。法律を見る限り、問題が発生してからの完全な後手に回った対応という事が分かる。
 例えば数年前に大きな問題となった廃棄物。廃掃法では、問題が起きないような処置を求め、問題が起きた時は、期限を決めて報告を求めている。資金決済に関する法律には、そういう法、規則、省令が整備されているとは言い難い
 こうやって法律で定めた仮想通貨なのだが。この名称に違和感を感じない人がいるのだろうか。最近話題の「仮想現実」を考えると良く分かる。現実とは、例えば本物の刀があるとする。それを振り回して人に当たれば、当てられた人は切られてしまう。仮想現実の中で刀を持ち振り回せば、視覚の中で相手は切られてしまう。しかし、実態として切られる人はいない。
 実際の通貨でケーキを買うと、当然ながら食べることができる。仮想通貨という名称の通貨では、仮想現実と同様に、買う事はできるが、食べることはできない。正に、子供銀行の通貨と同じ意味なのだ。そういう名称を誰が考え出したのだろうか
 普通に考えれば、電子通貨だ。電子取引のみで使える通貨で、その機能、効果は、実物の通貨と同じ。何故そうしなかったのか
 当然の如く、理由は明白だ。電子通貨は、通用貨幣となるので、金融庁の管轄直下となるべきもの。そういう性質のものだと実態に合わない。だから、名称をいい加減に付けて、責任をあいまいとしたのだ。勘繰らなくても明らかだと思う。
 現在の仮想通貨は、1980年代の株とよく似た動きをしている。そうして、株は、或るタイミングでバブルとして弾けた。私の知人は、個人で1億円を超える損害を受けた。いずれそうなることは分かっていたはず。たまたま、下手な業者が居て、全く違った観点の事件が起きただけだと思う。行政も業者も酷いと思うが、そうものに手を出す人の自己責任も重い

2018年2月3日土曜日

救命技術の重要性

 ニュース記事で6年4ヶ月程前に亡くなった少女の事が記事となっていました。「使われなかったAED 少女死亡の教訓、救助モデルに」という記事です。救う事が出来たかもしれないという反省に基づき、全国の学校で救助モデルを作って活用しているというものです。
 少女の事故を少し説明します。少女は、駅伝選考会に参加。1,000mを走り切ったところで倒れた。弱い呼吸が有ったので、救命処置がなされないまま、息を引き取ったという。救命処置について、AEDは有ったのに使われなかったとの説明。呼吸に見えたのは「死戦期呼吸」と呼ばれ、心肺停止後に起こる「あえぎ」だった可能性があるとも説明されいています。しかし、そこには、重要なことが見逃されているのです。
 1,000mを走り切ったところで倒れた場合の主な病因は2つあります。一つは、心臓停止(または心臓の細動)です。もう一つは、くも膜下出血が代表する脳出血などです。この事例で言うと、少女は、走り切った後だから、身体自身が酸素を求めています。だから、後者だと呼吸は激しいままとなります。呼吸が無い、または弱い場合は、心臓停止(または心臓の細動)しかないのです。

 AEDは心臓の細動の時にしか役に立たちません心臓停止の場合は、AEDは救命処置を実行しません。AEDの機能に停止している心臓を動かす機能が無いからです。心臓の細動を検知してから動作するのです。
 現場となった学校の処置で不足していたのは、AEDの使用ではないのです。胸骨圧迫による呼吸維持(一般に人工呼吸と呼ばれているもの)が絶対に必要な状態だったのです。AEDは、心臓の細動にしか効果は有りません。胸骨圧迫は、心臓停止と細動の両方に効果があります。
 そういうことを解明せずに、対応マニュアルを作成したというのです。どういうマニュアルなのか見てみたいものです。
 少女の様な事故を繰り返さない。とても大事なことであり、出来ることからやっていると信じています。しかし、もっと技術的なノウハウを付けて欲しい。そうしないと、また繰り返して、試行錯誤となってしまいます。こういう事故では許されないと思います。
 なお、ここに書いた事は、冒頭のニュース記事で分かった範囲のことです。実態が出来ていないという意味ではありません。悪しからず。
 もう一つ、上記の記事は、朝日新聞デジタルの記事です。記事の最初の部分に大きく気持ちが悪いバナーが出てきます。宝飾店の広告らしいのですが。真面目な記事を冒涜していると感じるのは、私だけでは無いと思います。もう少し考えて欲しいもののです。

幼い命を奪った本当の原因

マスコミは、 主犯を見付けて ニュースにしました。そして、 国民は安心した のですが。このままでは、また 事故は起きてしまうかもしれない 。本当の原因をちゃんと理解しなければ、事故は防げません。 幼い命が失われました。(写真は、佐賀新聞の記事(5/8)からの引用です。) ...