痴呆が進んだかもしれない高齢者に自動ブレーキ車なら運転して良いというお墨付きを与えるというのです。このニュースを見て、疑問を感じた方は多いと信じます。何故ならば、自動ブレーキを装着した車で、既に何度も事故が起きています。
健常者でも事故が起きる自動車です。痴呆が進んだかもしれない運転手に安心して運転して良いと言えるのでしょうか。信じがたいことです。
それが一番の問題点なのですが、もう一つこの記事に問題がありました。この提言の実施に難しい点があると記載されています。「限定免許は現状認められている高齢ドライバーの権利を制限することになるため」というのです。呆れて言う言葉を失います。
高齢者は、自らの能力を正しく評価出来ない場合が有ります。その為に、運転を誤り、自らの命を失ってしまうことに繋がっています。その運転を制限することは、高齢者の命を助けることになります。だから、高齢者の運転免許を制限することは、高齢者の命を助けることなのです。権利を奪うのではなく、命を助けることなのです。
「現状認められている高齢ドライバーの権利」は、高齢者の命を奪う茨の冠です。その事を有識者はなぜ無視するのでしょうか?
私も高齢者と呼ばれる人々の仲間に近づいています。何時、免許を返上するかは、常々意識しています。馬鹿な制度を作る前に、そういう意識の醸成に取り組んで頂きたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿