2018年7月13日金曜日

間違っているストロー対策

ダイヤモンド社のオンラインニュースに『スタバとマックの「プラ製ストロー全廃」は本当に環境に優しいか』というタイトルが載った。その妥当性の評価かと思ったのだが、まったく違っていた。

 記事にも記載されているが、世界中で、特に海で生物が被害に遭っていると社会問題化されている。そして、世界各地でストローなどの全廃を義務付ける法律が整備されてきている。この記事では、単なる環境対策というよりも、人々の意識付けに役立つと解説していた。しかし、ちょっとまって。本当にそれで良いの?

 少なくても、私が暮らしている環境では、ストローを全廃する必要性は皆無です。一例として、私が勤務していた会社の、私が定めた廃棄物ルールを紹介します。ストローは、容器包装廃プラ(自治体の容器包装廃プラとは違います)として回収します。処分方法は、杭材などへの素材リサイクル。とても質が高いリサイクルです。若し、間違えて廃プラで回収したら、熱リサイクルでの処分。さらに間違えても、燃えるゴミとして自治体の焼却処分にされます。ストローを廃止する理由は何処にも有りません
 では、何故、ストローの全廃が訴えられているのでしょうか。ヒントは記事の中、それから発端となったニュースにあります。
 記事の中では、「プラスチックごみの大半は土壌に埋める形で廃棄され・・・」と記載されています。耳を疑います。日本の殆どの自治体では、焼却処分されます。そして、2月頃のニュース記事は、「台湾2030年までにプラスチックストロー廃止!その先にある産業」となっています。そうなんです、事件は中国とかアメリカで起きているのです。日本では起き難いことが、問題視されているのです。

 勿論、日本でも、行楽地で不法に廃棄する例はあるでしょう。ここまで来ると、分かると思います。必要なのは、ストロー全廃では有りません消費者の教育が必要なのです。
 もう一つの根拠があります。簡単に言うと、ストローだけではないということ。コップやコップの蓋、皿などのプラスチック製食器は話題となっています。しかし、パンなどの包装プラスチックはどうでしょうか。行楽地で食べたパンの袋も同様に生物被害に繋がります。
 こう考えると、ストロー全廃の意味が無いと直ぐ分かるはずです。本当に必要な国があること、それから、企業のパフォーマンス。これが実態だと思います。

 ゴミは、持ち帰りましょう。少なくても、ゴミ箱が見つかるまでは。これが最善策で唯一の解です。


 

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