ドラえもんのほんやくコンニャクが、いよいよ実現か。自動通訳機械が話題となっています。例えば、「通訳はメカにお任せ 富士通やNEC、TOEIC800点級」の記事。
TOEICは、満点が990点です。600点を超えたら履歴書に記載できるとの解説もありました。そのTOEICを800点超えるということは、相当な事だいうことが分かります。
しかし、翻訳機能を持つマシーンがTOEIC800点ということに少し違和感を覚えました。そこでネットで検索すると分かり易い解説がありました。その記事は、今から1年半前にドコモが東京オリンピックに向けて自動翻訳機能の能力でTOEIC800点を目指すと発表した記事に対する評価の内容でした。
超要約すると、こうなります。まず、TOEICは、語彙力と直訳能力を評価するもの。ある程度の場面の理解力は必要ですが。それに対して、翻訳は、場面場面で生じる事情の理解が求められてきます。専門分野の語彙や言い回しも必要です。その記事では、「自動翻訳機の事をTOEICで評価すること」を「サッカー選手を持久力で評価する」のと同じという言い方をしていました。
その方の調査では、「自動翻訳機の事をTOEICで評価すること」のメリットを主張する方が、「利用者に直観的に分からせる」と言っていることに反論していました。要するに、正しい評価をしていないのに、直観的にだろうが分かり易いと誤解をされることは混乱の元だということです。
私は、さらに言いたい。「購入希望者に分かり易いと誤解させて、売り易くするメリット」がメーカー側に有ると。調べた記事では、正しい評価方法の提案をされていましたが、メーカーや業界は、早く評価方法を整備して、正しく宣伝をして欲しいものですね。
それにしても思い出されます。将棋連盟のサイトをGooleで翻訳して掲載。その結果、加藤一二三さんのお名前が"Kato, one hundred twenty-three"と訳されたこと。自動翻訳って本当に面白いですね。
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