2016年7月15日金曜日

<RV死亡事故>色覚障害で信号誤認 被告訴え

 最初に説明しますが、障害者の方を責めるつもりは一切ありません。権利を主張する前に義務を負うことも忘れないで下さいという思いです。
 2年前の事故に関する記事でした。タイトルは「<RV死亡事故>色覚障害で信号誤認 被告訴え」。元となる事故は、赤信号の点滅で一時停止の義務があった運転手が信号を見誤って一時停止をしなかった。その結果、優先側を走っていたタクシーに追突し、タクシーの運転手と乗客の二人を死亡させたというものでした。
 この記事では、その時の違反した運転手に対する自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪の裁判で、温情を求めたとしている。その運転手は、視覚障害があり色の判別が出来なかった。その結果、赤点滅と黄点滅の区別がつかなくても仕方がないと主張しているとのことでした。当人は、「左右からの車に気を取られ、3灯式の信号のどの位置が点滅しているか確認しなかった」と説明している点も重要です。
 まず、論理的な部分を明確にしたいと思います。3灯式だとすると普通の運転手は、点滅しているランプの場所でどの色が点滅しているかが分かります。1灯式、2灯式だったらいざ知らずです。さらに、「左右からの車に気を取られ」という部分は、まったく意味不明です。左右の車を見ていれば衝突するはずはありません。見ていなかったから衝突したのでしょう。
 ここまでは状況から分かることですが、そもそもの所で重大に問題を起こしています。記事によると『「同じような事故をなくしたい」と障害への理解を訴えた。』と主張しているという。そもそも、信号の色が見えずにきちんと法令を順守できない状態で、それを改善せずに車を運転していたということを自ら認めているのです。これは明らかに、「安全運転義務」に対する重大な違反です。
 今後、色弱者でも運転できるように改善したいというなら分かります。そういう理論なら、今の時点で色弱者は運転していけないのです。私は、色弱が運転に影響を与えないように苦労して運転されていると思いますので、そういう方々に対しては応援したいと思います。色弱で仕方が無いと言う様な論法は危険で認めるわけにはいきません。とても恐ろしい主張だと思います。
 世の中には、弱者救済ということは沢山あります。でも、弱者だから何もしないで救済してくれというのはおかしいと思います。例えとして分かりやすいかどうか分かりませんが。例えば、片足を失った方が、義足を作らずに走らせてくれと言っている様なものだと感じませんか。
 裁判官の見識ある判断を望みます

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